

直輸入中国茶をインターネット上で販売している清香花楼(チンシャンファーロウ)は、インターネット・ビジネス・フロンティア(以下IBF)の「検索エンジン実践会」に入りSEO対策を中心にサイト改修を行うことで3ヶ月で売上が5.5倍に増加した。実践会に入会する前と後ではなにが変わったのか。清香花楼の小林コ之様にお話をうかがった。
もくじ
■清香花楼(チンシャンファーロウ)の概要
-- 清香花楼の概要を教えてださい
清香花楼は中国茶を輸入販売しているネットショップです。2006年2月に開店し、丸2年経ちました。店長は妻の李雲清(リ・ユンチン)です。仕入れとお客様対応は妻が担当し、私はそれ以外のSEOやWEB制作、販売を担当しています。
妻は中国福建省出身で、結婚後妻と共に1年間中国に滞在しました。そのとき妻の兄からおいしい中国茶をたくさん教えてもらい、中国茶に感動を味わったことから中国茶のショップを始めました。
■IBFをどう活用しているか?
-- IBFをどのように活用していますか?
ネットショップを始めて2年目の2007年1月にIBFの検索エンジンマーケティング実践会に入会しました。
IBFは清香花楼にとって、「検索順位を上げるため」「売上を上げるため」「サイト運営上、正しい方向に努力していく為の羅針盤」として大変重要な存在です。
■実践会に入る前〜試行錯誤で始めたネットショップ
--実践会に入る前と後でどういう変化があったかをお聞きしたいと思います。まず実践会に入る前はどのようにされてたのでしょうか?
実践会に入る前の1年間は、次のことを行っていました。
1、中国人の妻を店長として前面に出した
中国人の妻を店長として前面に出しました。そのことが、他の中国茶のお店と清香花楼を「ずらす」効果を生み、女性のお客さまに受け入れていただきやすい雰囲気になったと思っています。
2、見た目がきれいなお茶の写真を中心にする

バレンタインディにいかが? 工芸茶「心心相印」 左:ハート型の茶葉 右:開いたところ
私が中国で感じた、お茶が持つ深さを言葉だけで伝えようとしてもそれをネットショップで充分に伝えることは困難でした。言葉で訴求することの難しさを痛感したので、ネットショップでは映像的に映えるお茶がいいと考えました。
それが工芸茶(上記写真参照)です。工芸茶とは、お湯を注ぐと茶葉の中から花が開くお茶です。
一粒ずつ、すべて職人さんの手づくりで、天然ジャスミンの香りづけがされています。
ショップを始めたばかりの頃は、中国茶を並べているだけのサイトでしたが、工芸茶だけは売れていました。そこで、3ヶ月目頃から工芸茶に比重をおいた考え方に改めました。
3、SEO対策はうまく機能していなかった
1年目のSEOは独学でした。Eストアの「ショップサーブ」というサイトの構築システムを使っていましたので、その管理画面から「titleタグ」や「meta keywordタグ」を入力したり、Yahoo!、Googleをはじめとした主要検索エンジンへの登録、相互リンクなどを試みていました。
その頃、検索エンジンでは圏外(500位以下)で、SEOはうまくいっていませんでした。
4、お客様のお声を積極的にサイトに掲載しました
売上はまったくでしたが、お客様からの感想には手応えを感じていました。心から喜んでいただいているご様子が伝わってきて、ショップを始めてよかったと励まされました。
いただいたお声はお客さまの了承を得てサイトに掲載し、徐々にリピート率が上がり、現在は7割近いお客さまがリピートしてくれます。
5、会社を辞めて専業になる
開店してから半年後の2006年夏、会社を辞めて専業になりました。売上は、まだまだでしたし、家族にも反対されましたが、副業の感覚でやっていたらダメだと思いました。本気で取り組もうと決意した時でした。
■仕入れについて〜清香花楼のこだわり
-- 中国から直輸入されているということですが、仕入れはどのようにされてますか?
仕入れは店長である妻の担当です。コスト増になるので、買い付けには行きません。中国は完全なコネ社会です。茶農家に出向いてもいいお茶を売ってもらえるとは限らないし、また安く買えるとも限りません。買う量が少なければ茶農家も売りたいとは思わないでしょう。
清香花楼は、中国の製茶工場やお茶商人の人と人間関係を深く築き、仮に仕入れる量が少なくても、日本の清香花楼がやっているショップにはいいお茶を送ってやろうと思ってくれる人をたくさんつくることに力を注いでいます。
いいお茶は仕入れも高いですが、店長が本当に「美味しい」と感じた茶葉だけを可能な限り安く仕入れています。高いお茶を、どれだけお安く提供できるかに力を注いでいます。まず「品質」、次に「安全」、最後に「価格」の順番で大切にしています。

茶葉各種 (左上)鉄観音 (中)工芸茶 (右下)ジャスミン茶 ジャスミン茶は産毛様のものが多いほど上質
■ネットショップを始めて2年目〜
IBFの検索エンジンマーケティング実践会に入会
-- 開店してから2年目はどのようにされたのでしょうか?
独学でSEOを試みていましたが、順位は圏外(500位以下)のままで、独学に行き詰まりを感じていました。
2007年1月、IBFで、検索エンジンマーケティング実践会が始まったので入会しました。
実践会でのコンサルティングが、当ショップのSEO対策の基軸になっています。
■実践会に入って何がどう変わったか?→ 売上が5.5倍になった
-- 実践会に入会して変ったことは何でしょうか?
検索エンジンでの順位が急上昇しました。その結果、3ヶ月後には売上が5.5倍に増えました。お茶というのは季節要因があり、夏場は売上が落ちます。落ちた時期でも実践会に入会する前の3倍の売上がありました。
■実践会に入会して行ったこと
-- 検索エンジンでの表示順位と売上が上昇したということですが、
コンサルティングを受けてどんなことをしましたか?
大きくは次の3点を行いました。
第一には、「SEO対策として、ターゲットワードを単一型から複合型にかえました」
第二に、「デザイン面〜商品陳列型から訴求できるデザインに」
第三に、「お客様のお声のページに力を入れました」
■実践会に入会して行ったこと1:
「SEO対策〜ターゲットワードを単一型から複合型に」
-- 順々にお聞きします。実践会に入会して行ったことその1「SEO対策〜ターゲットワードを単一型から複合型に」とは具体的にはどのようなことでしょうか?
「ターゲットワード」については、一番最初にコンサルティングでアドバイスされたことでした。
それまでは、扱い商品のワード一語だけを意識していました。「中国茶」や「烏龍茶」「ジャスミン茶」等という一般的な言葉です。それだと確かに検索回数は多いですが、お茶を買いたいお客様だけがそういう言葉で検索する訳ではないので、ニーズとしては漠然としすぎていたのです。
本当に中国茶を買いたい人は「中国茶専門店」とか、「中国茶通販」など複合ワードで検索をすることが多いです。
なので複合ワードをターゲットに修正をしていきました。サイト内部でのリンクなども、そうしたテキストを意識して使用するようにしました。一例ですが「中国茶 販売」というワードでは、12月3日現在、Yahoo!2位/Google3位になっています。
■実践会に入会してやったことその2:
「デザイン面〜商品陳列型から訴求できるデザインに」
-- 実践会に入会してやったことその2「デザイン面〜商品陳列型から訴求できるデザインに」とは具体的には
サイトのデザインも非常に大切です。よく直帰率と言って、「そのサイトを見るかどうかを3秒で決めている」といわれますが、そういう瞬間的な訴求力も大事だと思い、購買につながるデザインとはどんなものなのか、日々模索しています。
仮に成約率が10%だとしても、残りの90%の方をそのままお帰ししない為にどうしたらいいか。
最初に見るという左上に何を配置するかなど、試行錯誤の繰り返しです。
■実践会に入会してやったこと3:
「お客様のお声のページに力を入れた」
-- 実践会に入会してやったことその3「お客様のお声のページに力を入れた」とは
サイトを始めてすぐの頃から、お客様にいただく感想に随分と励まされてきました。
売上が非常に少なかった頃から、お客さまからの「おいしい!」の一言はサイト運営を支えるパワーの源になってきました。
実際に「お客さまのご感想」ページは閲覧率が高いので頻繁に更新をしています。
「ご感想ぺージ」へのリンクも一番最初に目がとまるという左上につくっています。お客さまのお声によって、店全体が日々新しく形成されているように感じています。
■IBFを知ったきっかけ
-- IBFを知ったきっかけはなんですか
IBFはEストアが開催したSEOのセミナーで知りました。
セミナーでの宇都さんの話はとても印象的でした。
「インターネットの画面の中では、大企業も小企業も個人のショップも、事業規模の大小に関係なく商売ができる。
いいサイトをつくっていけば、大企業よりも上に上がることができる。その為のSEOです」というお話でした。
私がそれまで持っていたSEOのイメージは、技術的な話やテクニックなどの話がほとんどでした。宇都さんのお話は「テクニック的なことで一時的に順位が上がったとしてもすぐにまた落ちてしまうものだ」と。SEOといわれているものには、漢方とモルヒネという2つの手法があり、モルヒネ的なテクニック論のSEOにとらわれてしまうのではなく、漢方のように長い目でしっかりとした体力のあるサイトをつくるためにこそSEOはあるという話でした。その話が非常に腑に落ちました。
■これから実践会に入る方へのアドバイス
-- これから実践会に入る方へアドバイスがあったらお願いします
検索エンジンで上位表示することは、コツコツ続ければ小さなショップでもできる割安で効果的な宣伝手段です。清香花楼も1年前は圏外(500位以下)でしたが、IBFの指導で数ヶ月でトップページに表示されるようになりました。
ぜひ実践会で根気よくがんばってください。
■今後の期待
-- IBFに期待することをお聞かせください
検索順位は日々動きます。そういう変動も吸収できるような安定的に強さをもったサイトにしていきたいと思っていますので、今後もよろしくご指導ください。
リクエストをするとすれば、「NA⇔CODE 仲人」などの機能やスペックが拡張され、使い勝手がもっとよくなると大変有り難いと思っています。
お忙しい中、有り難うございました。
※ 清香花楼のWebサイト
※ 取材日時 2007年11月
※ 取材制作:カスタマワイズ
